日本心理臨床学会第38回大会 学会企画シンポジウム 記録データ

日本心理臨床学会第38回大会 学会企画シンポジウム

2018年6月8日(土)に行われました第37回大会「学会企画シンポジウム」の記録データを掲載しております。
※「概要・出演者等」、「内容」は、プログラム/論文集に掲載したものです。内容、出演者等、変更になっている場合もあります。

記録データ
概要・出演者等

学会企画シンポジウム

公認心理師養成における「心理実践実習」と「心理実習」の実際 -養成機関と関係団体、心理臨床現場とのコラボレーション-
6月8日(土)13:00~15:00 メインホール

 司会者:田中 新正(日本心理臨床学会理事長)
 話題提供者:島田隆生(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 公認心理師制度推進室)
田崎 博一(弘前愛成会病院 院長)
石川 到覚(大正大学名誉教授/日本ソーシャルワーク教育学校連盟顧問)
元永 拓郎(帝京大学)
 指定討論者:鶴 光代(公認心理師養成機関連盟会長)

内容

公認心理師養成が、2018年度から、各大学・大学院、および実務経験施設(公認心理師法第7条第2号に規定する認定施設)において実施されている。
公認心理師養成のカリキュラムには、これまでにない内容も多く含まれている。なかでも、大学院の「心理実践実習」(450時間以上)や学部の「心理実習」(80時間以上)は、大学外の関係機関や団体の協力なしには実施できないところのもので、どの大学も体制作りに諸々の工夫、努力をしているところである。
そこで本シンポジウムでは、まずは厚生労働省の方から公認心理師制度についてお話をいただいだき、この制度の理解を深めたい。
そして、弘前愛成会病院の院長である田崎博一先生に、大学・大学院が医療機関に実習の協力を依頼する際の協働・連携のあり方に関して話題提供をいただく。愛成会病院は、実務経験施設として認定されているので、そこでの養成プログラムについても触れていただく。
石川到覚先生は、日本ソーシャルワーク教育学校連盟相談役として、長年にわたり社会福祉士や精神保健福祉士の養成に関わってこられているところから、その養成における実習プログラムの実際を通して、公認心理師養成実習への示唆をいただく。
元永拓郎先生は、公認心理師養成機関連盟における実習検討チームの一員として、心理実践実習・心理実習の「実習指導マニュアル」と「実習記録ノート」作成を検討していることからその実際を示していただき、帝京大学で公認心理師養成に携わっている立場から工夫や課題に触れていただく。
各氏の話題提供を総合的に検討しながら、フロアの参加者と意見交換、討論をなし、公認心理師養成における実習のあり方を中心にしながら、公認心理師教育全般の進展に寄与していくことを目標にする。

※プログラム/論文集に掲載したものです。内容、出演者等、変更になっている場合もあります。

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