臨床教育:OB 司会者:当日の進め方

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口頭発表(臨床教育):OB

時間がトータルで120分となっております。事例発表は60分以内で行い、その後に指定討論及び討論を行います。事例発表者は、比較的初心の方が多いので、60分で事例を発表するということに慣れていない場合もあるかと思います。そこで、司会者の先生には、最重要の課題として適正な時間管理をお願いいたします。口頭発表(臨床教育)では、指定討論者を交えての討論が非常に重要となります。したがって、発表時間は60分以内を厳守で進行をお願いします。

①開始前に「発表は、要点を押さえて簡潔にお願いします。必ず60分以内に発表を終えてください。途中であっても60分を過ぎたら発表を終えていただきます。」と発表者に明示してください。

②発表の進行具合が遅くなっている場合には、「残り~分で発表を終えていただきます」と早めに注意を促してください。

③10分前になった時点で「残り10分となりました」と発表者に伝えてください。

④発表時間が60分となった時点で「発表時間が終わりました。発表を終えてください。残りの部分は討論で追加してください」と伝えて、終えてください。

⑤指定討論者のコメントと発表者への質問の時間が25分を超えないように時間管理をお願いします。

⑥討論段階では、指定討論者のコメント及び発表者の返答の要点をまとめて議論を整理する作業をお願いします。

⑦発表者は、比較的初心者であるので、発表者をサポートする役割をとってください。

⑧議論が滞った場合には指定討論者や発表者の発言を促すファシリテーターの役割を取ってください。必ず、フロアからの意見も交えて議論を進めてください。

⑨全体として、セッションの流れを創るリーダーシップをとることをお願いします。

【参考】
◆指定討論の先生へ
口頭発表(臨床教育)は、比較的初心者の担当事例について、指定討論者のコメントから、事例理解を深めることを目的としています。したがって、指定討論者のコメントは簡潔にしていただき、その後に指定討論者、発表者、司会者が事例についてさまざまな観点から議論を進め、初心者の学びを深めるようにお願いたします。指定討論者は、スーパーバイザーとして発表者を教え導くことではなく、あくまでも議論のきっかけを提示することが主要な役割となりますので、その点にご留意ください。ですので、指定討論者は、自らの立場より事例へのコメントを述べた上で、議論のきっかけとなる質問を発表者に投げかけてください。発表者へのコメントと質問を合せて25分以内とするようにお願いします。

①事例への簡潔なコメント
②ご自身の立場に基づく事例へのコメントと、事例の理解を深めるための質問を25分以内で提示してください。
③発表者が問題理解を深められるように、議論を深めるようにお願いします。
④発表者からの返答に基づいて議論を発展させるようにしてください。本発表(臨床教育)のねらいは、結論を出すというのではなく、比較的初心の発表者が事例理解を深めるとともに、会場の参加者が事例を多様な観点から理解し、対処する方法を学ぶことになります。その点をご理解の上、指定討論者、発表者、そして司会者が議論を発展するようにご協力をお願いいたします。

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