理事長あいさつ

第5期理事長就任にあたって

 一般社団法人 日本心理臨床学会
理事長 田中 新正

riji201805

このたび、2018年5月27日の社員総会におきまして第5期理事長の役を田中が担わせていただくことになりました。井村副理事長、常任理事10名、理事20名、監事2名総勢34名の役員の皆様と協力して本会の発展に力を尽くしたいと存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。

第4期は、鶴理事長のもと2015年9月9日に成立しました「公認心理師法」の経過措置やカリキュラム等に「臨床の知」を活かすべく積極的な活動が行われてきました。既に各分野で実績を残してきた臨床心理士を始めとする心理臨床実践者である会員と、今後臨床心理士や公認心理師の資格取得を目指す会員も、心理臨床専門家としてさらなる資質向上が求められると思います。このような社会の要請に応えるためにも、本学会の定款第3条で「この法人は、心理臨床の業務に携わるもの相互の協力により、心理臨床学に関する研究、調査及び普及啓発等の各種事業を行い、心理臨床学の健全な発展と国民の心の健康増進に寄与することを目的とする。」と記されていますように、日々の臨床実践や臨床研究から得られた知見を体系化し、真に社会に役立つ活動を目指していきたいと思います。

ところで上記目的を達成するための喫緊の課題として、今年度中にも3万人を超えることが予測される会員の研究活動を保証することがあげられます。なかでも、学術大会の運営のあり方は大きな課題となっています。約1万人の参加者と約600本の研究発表、約80件の自主シンポジウム、約20件の招へい講演・企画シンポジウムなどを開催でき、コスト面や立地条件を満たす会場は極めて限られています。また、大学に大会運営を引き受けていただくことが年々難しくなり、来年度の大会については引き受け校が見つかりませんでした。このような状況により2019年度の第38回大会は、パシフィコ横浜を会場として6月に理事会主催で開催することになりました。

さらに、本学会が発信する学術情報の電子化という課題があります。英語版学会誌(電子版)と心理臨床学研究第30巻からのアブストラクトは、既に学会ホームページで公開されています。今後、日本語論文も電子版専用システムなどを利用して公開することを検討したいと思います。論文公開の意義は検索機能の活用により、会員にとって研究の利便性が向上することだと思われます。また、Web公開により、研究成果の情報提供をすることで社会貢献ができることは、本学会の目的にも添う活動になると思います。

その他、社会貢献として、公開シンポジウムや講演会等による研究成果の公表、それと災害・被害への心理支援活動の質的向上も目指したいと思います。そして昨年2017年11月に「若手の会」が立ち上がりました。研究を始め新たな学会のあり方に関する、「若手の会」の積極的な活動が期待されます。

以上のような、心理臨床の研究の進展と社会貢献を目指して、会員の皆様と力を合わせて
本会の活動を進めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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