特設ホームページ(中長期支援における心のケアのあり方)

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 発災からまもなく1年になります。被災地は寒い冬を迎えています。阪神淡路大震災では地震時の恐怖(トラウマ)により個別ケアを要する児童生徒は徐々に減っていきましたが、失業・二重ローンなどの二次的被害から、親のアルコール問題や家庭不和などにより個別ケアを必要とする児童生徒が毎年増えていきました。中長期の心のケアは地域経済の復興とともにあります。
 また、大規模災害により喪失をともなう方が大変多く、マヒや回避でこれまでしのいでこられた方も、身体的問題としてあらわれたり、フラッシュバックなどの反応があらわれたりすることも考えられます。さらに、原発事故により、安全が確保されない状況が持続しています。また、被災地から転居された方は、周りにつらい体験を分かち合う人が少なく、心に閉じ込めて生活せざるえない状況が続くかもしれません。
 大規模災害から半年後ぐらいから、被災にともなう体験の表現が重要になってきます。災害直後に、被災体験の表現を強いることは二次被害を与えますが、つらい体験を心に閉じ込め続けること、自責感を抱えたままがんばり続けることもストレス障害のハイリスク因子です。防災教育は重要ですが、心のケアの観点のない避難訓練はフラッシュバックや強い心身反応を引き起こします。
 このように中長期には心のケアはますます重要になってきます。
 中長期には、障害化しそうな方へは個別相談を、全ての人にストレスマネジメント体験を行いましょう。
 また、3.11のメモリアルが近づいていくと、記念日反応と名づけられているように、心身の不調に悩まされることがあります。あの体験に向き合い弔うときと、日常生活を楽しむときを切り分けていきましょう。いくつかの中長期に起こりやすい心身の反応と望ましい対応について掲載していきます。

文責:冨永良喜

災害後の子どもの心のケア・心のサポートについての養護教諭の先生へのアンケート結果要旨(PDF)

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